バーガー・ソーセージ...広がる植物由来

大豆などの植物性たんぱく質を使った「代替肉」の新商品が、次々に登場している。 将来的には「肉市場」の4分の1を占めるとの予測もある。 米国で人気というが、日本にもブームが来るのか。  大塚食品(本社・大阪市)が8月から全国で販売しているのは、チルド食品の「ゼロミート」。 食感を肉に近づけるために、本物の粒の大きさや形を顕微鏡で観察。味の再現のためにハンバーグの 脂肪酸を分析し、パルミチン酸、オレイン酸が高いことをつきとめ、再現した。  昨年11月からの試験販売では、大豆のにおいや苦みへの批判が寄せられたため、原料の加工方法を工夫。 十分うまいという声があり、脂質が6割、エネルギーが8割弱と健康志向に訴えている。 米国では、人気の背景に、健康志向の他、地球環境への意識の高まりがある。肉の生産には大量の水と穀物が 必要で、家畜が排出する二酸化炭素による温暖化も懸念されている。(朝日新聞11月2日参考) 担当C