大雨警戒レベル5段階と避難

     地球温暖化の影響で想定外の大雨が降るようになり、今まで避難することが無かった地域でも避難が必要になる時代になってきましたが、気象庁と自治体から出される避難のための情報は多様で複雑で判断が難しいものでした。
    今回、全ての情報は、警戒レベル(1~5)付で出されることになり、この警戒レベルを見て避難することになりました。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/images/arasute_5.png
例えば、警戒レベル3になったら高齢者などは速やかに避難し、警戒レベル4になったら一般の人も速やかに避難することになります。

    この改善で、気象庁がレベル4の土砂災害警戒情報や氾濫危険情報を出した場合、市町村も速やかにレベル4の避難勧告を出す地域を決めて発表することになるでしょう。気象庁ほどの専門家ではない市町村の担当者にとって、避難勧告をいつ出すか判断するのは大変難しいことで、実際、避難勧告を出すのが遅れて手遅れになる事態も起きていましたが、これからはそういうことも少なくなることが期待されます。

(環境アドバイザーH)